Déjeuner 、Lunchの語源は?

フランス語で昼食のことをDéjeuner と言います。最近、ちょっと知られたフランス語の1つになってきましたが、はやり昼食は【Lunch】ですよね。
でも、どうして、こんなに仏語と英語では違うのでしょうか?
まず、Déjeunerの語源は何でしょうか?Dé が付くと、分離(離れること)を表します。良い例がdéplacer (移動する→そこから離れる)です。つまり、déjeuner は、dé +jeuner 。jeûnerは絶食するという動詞ですので、「絶食を止める」という意味なのです。
Lunchの語源は、やや複雑です。まず、お昼は何と言うでしょうか?フランス語ではmidi。1日の真ん中という意味ですから、すぐに納得がいきます。英語は?noon ですね。これも全く仏語英語、全く違います。
そもそもnoonは、もとはnon 3時を意味する言葉でした。諸説ありますが、3時に祈祷する習慣があり、後にその時間が12時に変わったのでnoonとなったといわれています
nuncheonという「noonの飲み物」という言葉と、パンの1切れを表す「 lunch 」が一緒になり、luncheonという言葉になりました。実は、lunchはluncheonが短縮されただけで本当は、luncheonなのですよ!
イギリスとフランスは、いろいろと歴史的に関係はありますが、言語は全く違う進化をとげています。言葉って面白いですね!